【日常】記録諸々 1

世界七大不思議+1 これがフィリピンにある世界一の棚田
長さにすると地球の半周以上あるといわれるフィリピン・バナウエの棚田だ。
昨年秋頃BS放送で世界一大きい棚田の番組を観ていて

「すごい! この広さ  この目で見たい!」

そう思っていたところ、
旅友からの今年の年賀状に“フィリピンの棚田を一緒に行きませんか”
の一言が書き添えられていた。
なんと云う偶然だろう。
もちろんOKの返事。

早速旅の準備をして いざフィリピンへ!

新千歳空港発ー→ソウル空港経由ー→マニラ空港着

マニラから現地人運転のワゴン車でカバナツアン、バレンテ峠を経由して大小の石が転がってるガタガタ山道を乗ること11時間。


↑ジプニー

急峻な山を切り開いて造られたバナウエの棚田がやっと見えてきた。

「ヤヤ!! あれが 世界一の棚田なのね!」
一般に脚色されたTV放送で観る以上にこの大きさは驚異的だわ!!

ワゴン車はここまでしか入れず、米軍の払い下げジープを改造したというジプニーに乗り換え、さらに山道を走りバダット村へ。
最後は徒歩になる。
山道を500m程下り、折り返して500mを登る。
若い頃はここで田植えをしてたというイフガオ族の現地ガイド・マノエルさんに頼んで畦道を歩かせてもらった。
マノエルさんによると、10数年前にNHKの取材案内で日本人をガイドをしてからそれ以来という。
もっともフィリピンの棚田ツアーは、交通の便の悪さなどから旅行者は少ないようだ。

 数千m級の峰々が連なるコルディレラ山脈の中央に位置するイフガオ州バナウエ。
急な斜面に沿って階段状に開墾されている水田は、馬や水牛、機械など入れず、一苗づつ手で植えている。
覗いてみると澄んだ水でゲンゴロウ、メダカがたくさん泳いでる。
正真正銘無農薬の証ですね。
視界いっぱいに広がる水田の段差は、そのスケールの大きさから
「天国への階段」とよばれているそうだ。

 1995年世界遺産に登録された。
しかし、およそ2000年もの歴史があるとされるこの棚田は
台風による増水、干ばつといた自然災害により、棚田の壁面に巡らされた石垣の20〜30パーセントが崩壊し放棄されているという。
そして、近年大規模な森林伐採や焼き畑の影響で湧水量が低下しているうえ後継者不足で、悲しいかな2001年に危機遺産に指定されている。


二日間に亘って歩いた。
山道+畦道 合わせて約10時間
脚力はある程度必要。
畦道は平衡感覚も必要・転落注意ですが、
一般的に歩かせてもらえないとのこと。


 


空港発往復4日


2010・2記